段差解消階段
歩行の自立が出来ている方なら、こんな利用方法も。
歩行の自立が出来ている方なら、こんな利用方法も。
寝室から玄関まで車椅子の動線を作ることは、その家の間取りによっては大工事となることがあります。
寝室から無理なくウッドデッキに出て、そこからスロープで外へ移動。
ご本人もご家族も安心で安全です。
利用者様は週2回車椅子でデイサービースに出掛けます。
旧家のため各所に段差があり、玄関から車椅子の出入りは不可能なため、縁側よりスロープを取付け出入口としました。
勾配は12分の1で設定し、先端はコンクリートで補強しました。
現在、手摺があれば歩行できる利用者様。
しかし、後には車椅子という状況も十分考えられるため、スロープを同時に設けました。
シャワー用車椅子で浴室内に移動したい。
そのために段差の解消をしてほしい、と依頼を受けました。
既存は写真を見ての通り、洗面脱衣室床から浴室の折戸が走るレール部分があり、さらにその下に浴室床面までの段差がありました。
そこですべて手作りの解決策を導きました。
浴室床面と折戸レールまでをFRPでスロープの型を作り固定する。
表面は滑りにくいよう、滑り止めマットを貼り付ける。(船舶で利用する素材です)
そして、折戸のレール部分と洗面脱衣室の床までは脱着式の ”へ” の字をFRPで型取り作り上げたのです。
脱着はマジックテープで介護者が簡単に作業出来るよう工夫しました。
段差約84mm。
これでは規格品のスロープは使えません。
もちろんオーダー対応で、高さ及び側面の面取り、造作材の逃げ加工に至るまで、利用者様の安全を確保致しました。
ちなみに、段差は右と左では約4mmも違い、この微妙な寸法も現地に合わせたのです。
玄関土間タイルで立ち上がり部分にも同様にタイルが貼られています。
漆喰壁との厚み差は約3cm。立ち上りタイルにピタリと式台をつけても、上部は3cmの隙間が出来るのです。
細かなことですが、詳細図のように加工してみました。
※詳細図はこちらから