■ポイント
体が不自由になってもトイレだけは自立していたい。
こう思うのはあたりまえではないでしょうか。
オムツをしてベッド上で排泄することを望む人はいません。
ましてや、寝たままの姿勢では排出したくてもできないことさえあります。
ポータブルトイレでも同様です。
トイレという場所でなくベッド横に置かれたポータブルトイレを利用するのに抵抗を持たない人はいません。
音や臭いのことを考え我慢する方もいると思うのです。
その結果、排泄がうまくできず他の病気を併発させてしまうこともあります。
最後まであきらめたくないのがトイレへの自立です。
できるだけ自立支援になるトイレの改修をお勧めいたします。
介護保険住宅改修で適用される内容は、和便器から洋便器ということに断定されます。
ここで気をつけたいのが、洋便器の選択です。
利用者様のことをよく考え検討する必要があります。
例えば、便器の大きさや高さ、トイレスペースの検討、また、指先が不自由であれば
便座横のリモコンタイプより壁掛けのリモコンタイプの方が有効的に使えます。
予算が許せばオート洗浄タイプも有効です。
立ち上がりが困難である場合は、高さは重要になり手摺との組み合わせも同時に考える
必要があります。
それでもきつい場合には、昇降便座の検討が必要です。
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