病床について数年、一生懸命頑張っていた叔母が他界した。
叔母の体の上にはドライアイスがいくつか置かれている。
その傍らで、起きろ!起きろ!と言わんばかりの愛犬ラッキーが
動き回る。
普段寝るときは2階に寝ているラッキー、ところが、叔母が亡くなる
前日の晩、1階で寝ている叔母の元へ行きずっと側にいたそうだ。
ミニチュアダックスにしては珍しいぐらい吠えない子。
葬儀屋さんが棺桶をもって来られた時は、異常なぐらい身体を震わせ
ワンワン吠え、叔母から離れようとしない。
ラッキーは何もかもが分かっているような気がした。
普段、叔母とラッキーは恋人同士のようにベッタリ一緒だった。
ラッキーは、子犬のとき近くの海岸で迷っていたところを従兄弟が拾ってきた。
すぐに、飼い主を見つけるためいろいろ手をつくした。
3ヵ月経過しても飼い主は現れず、このままだと保健所でお星さまにされてしまうと言われたそうだ。
従兄弟は、すぐに引き取ることを決めた。
ラッキーが来て病床でいる母親も元気付けられた。
(写真とラッキーは関係ありません。)
ラッキーもかわいそうな子だ。
せっかく慣れ親しんだ叔母とも、たった2年でのお別れだもの。
叔母は、ラッキーの代わりにお星さまになっていったのかも。














