明細地図、老眼鏡なければ番地も見えない。
ひさみつ。
平塚市 玄関アプローチ手摺。
介護保険 住宅改修工事適用
昇り口は微妙に角度を変えているのが分かりますか。
繊細な気遣いです。
これなら角度が変わっているのわかりますね。
高さは利用者様の身体状況で確認。
段差がある箇所は、高低差に合わせて基準の高さを確保。
これ、常識。
東京都 A様邸 浴室・洗面所改修工事
改修工事内容
1、浴室改修工事
1116サイズのユニットバスから1216のユニットバスへ交換
介護保険住宅改修工事対象(建具・床材の変更、手摺取付部分のみ)
2、洗面化粧台の交換
3、電気温水器の交換
4、洗面所内装工事(床、壁、天井)
浴槽が深く、またぎも高い。
サイズはマンションのため1116サイズ。
入口の建具は内開きドアです。
介護認定を取得しているA様なので、介護保険住宅改修工事の補助金を申請しての工事です。
ユニットバスの交換工事として全体が補助金の対象になるわけではないので、その点は留意しておかなければなりません。
既存のユニットバスを解体していきます。
マンションの場合は、幅や奥行きに若干の余裕がある場合があります。
A様宅も同様で、現地調査において少し拡張できる空間があったので、今よりも大きめのユニットバスを導入します。
新設のユニットバスは、A様の希望で洗い場をよりシンプルにできるだけ凹凸を造らない仕様に致しました。
完成後、浴室改修工事について介護保険住宅改修工事支給申請手続きを完了させました。
補助金対象となる工事の範囲
1、入口建具の交換工事(内開きドアから折れ戸に変更)
2、滑りにくい床材への変更
3、手摺の取付
その他工事は全て自費扱いとなります。
介護保険助成制度による、浴室内住宅改修工事と福祉用具の購入
在来工法での浴室は床面がタイルで滑りやすく、また、和装浴槽がほとんどの為浴槽が深い。
床の滑りにくさや段差などを解消して、入浴しやすくする為にはどうしたらよいのか。
介護保険の住宅改修と福祉用具を併用して提案いたしました。
利用者様が入浴する際の、既存浴室での問題点
1、洗面脱衣所から洗い場床の段差
2、床が滑りやすく冷たい
3、浴槽のまたぎの高さ
4、掴る物がなく転倒の恐れがある
5、浴槽が深いため立ち上がりに苦労する
6、内開きドアの為介助者が一緒だと洗い場が狭く開閉が不便
こんな思いを経験されている方は数多くいらっしゃるかと思います。
では、どのように改修工事と福祉用具を併用すれば良いのでしょうか。
住宅改修工事で実施した内容
「内開きドアを折れ戸に変更」
これで6番の建具は解消できました。
「手摺の取付」
浴槽へのまたぎや浴槽からの立ち上がり、また、浴室の出入りにおいても有効に使えるようにしました。
これで4番の掴る物が無くて危険は解消されました。
今回の問題点解消における住宅改修工事適用は、「建具の変更」と「手摺の取り付け」です。
洗い場に高さ16センチに上げた、すのこを敷きました。
TOTOの「カラリ床」仕様のため滑りにくく冷たさもありません。
これで1番、2番、3番が解消されました。
段差解消なのに何故住宅改修では無く福祉用具の購入になるのかとご質問が出そうですが、すのこは置き式タイプで固定ではありません。その為、住宅改修工事には適用されません。
浴槽内にも置き式のすのこを入れました。「ヤザキのオーダーすのこ」
これで5番が解決されました。これも福祉用具の購入にあたります。
参考
住宅改修工事助成金上限20万円 超えた場合は実費
福祉用具の購入助成金上限10万円 超えた場合は実費
助成金の負担は1割及び2割です。