築30年のS様邸 リフォーム工事の解体中 事件は起きた!
キッチンを解体撤去したとたん、目に飛び込んできたのは白蟻の食害
最初は土台だけかと思いきや、いやはやなんとも柱、梁にまで侵食されている
上記左の写真のように、解体した時には土台が少々やられているのかな?というようにしか見えなかった。しかし、柱の表面を指で押すと穴があく。表面がぼろぼろ剥がれ落ちていくと、上記右の写真のとおり多大な被害にあっていた。
柱を除去搬出した直後、柱の中から・・・・恐るべしシロアリ!!
それは、これだ 1・2・3 !!
大量のシロアリが出てきた。
過去のリフォーム現場でシロアリの被害にあった状況を見てきましたが、今回は最大規模での被害であった。
土台、柱、梁と2階に上り始めていたのです。
当然、土台や柱は撤去し構造躯体を入れ替えて補強作業を行いました。
さて、今回のシロアリ被害原因は何だったのだろうか。
キッチン下の外周基礎の換気口が外部盛土によってふさがれていたため、空気の流れを遮っていた。
当然のように床下は凄い湿気。
また、換気扇開口部より雨水浸入が見られていた。しかも隣家までの距離が300mm程度でまったく日が当たらない。
このように、湿気、雨水浸入、日陰とシロアリにとっては最高の条件が出来てしまったためである。