では、前回の続きを・・・
関東に支援者は数多く、いつでも必要な物資を運べる体制であではありました
が、それも断られました。
なぜなら、ボランティア団体に所属せず、個人であったから。
既にボランティア団体が到着していたから。
学校の校庭では、配給のとん汁とおにぎりを待つ長い列。
外にテントを貼って生活する家族、教室や校舎の中で背中を合わせながら毛布
と少ない荷物と一緒に生活する人たち。
ものものしい雰囲気のなでも、励まし合おうと階段の踊り場でギター片手に歌う
人。
そのどれもが、凄まじい光景として目に焼きついています。
結局、何の手助けも出来ずに一日歩き、胸にドーンと大きな衝撃を感じた
まま、翌日引きあげました。
現地の人たちから学んだことや実感したことがあるのなら、自分達に活か
さなければならない事なのだと思いました。
救助や援助が到着したり、水や食糧などの物資が自分の所まで届くのには、災害が起こってから時差があるということ。
たとえば3日間、今現在の準備で家族が生き延びることが出来ますか?
まずは、災害用のバッグを用意しラジオ・ライト・水・食糧はもちろん、軍手・靴は必要です。 そのほか必要なものをしっかりと用意し、寝室・居間・玄関・すぐ手の届く所に置いておきましょう。
そして、地震が起こったとき、タンスや棚などの大きな家具が倒れてきま
せんか?
家族のからだに倒れてくる事ももちろん危険ですが、倒れた家具が部
屋のドアを塞いでしまったら ・・・!?
しっかりと金具で固定することをおすすめします。
脱出経路を何通りか考え、シュミレーションしておく事も大切です。
下の写真は、3階建ての一階部分が潰れてガレージの車を押し潰して
いる状態です。 ほかにも、二階建て家屋の一階部分が完全に潰れて
しまっていたり、隣家が崩れて倒壊・・・etc. とは対照的に倒壊せずに大
地震に耐えた家屋・・・この違いはなんでしょう・・・!?
同じ区域でも歴然とした差がありました。 謎の中に恐怖を覚えました。
自分の家族の生死、生存を考えたとき、恐ろしさが倍増しました。
建物自体への不安や心配、または過信・・・そして起こる最悪の事態。
最小限にくい止めるには・・!?
万が一に備え、これらの事についてご家族で話し合ってみてはいかが
でしょうか? 今何が出来るか。何をしておかなければならないのか。
大震災が起こらないことを祈りますが、起こりうることです。
日本の下で動き続けるプレートが、耐え切れなくなるのは、もうすぐかも
しれません。 家族の無事、みなさまの安全を切に願っています。
今できる、最善策を見つけましょう。
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