今日から2月。
今年も確定申告の時期がやってきました。
昨日、母の確定申告の計算をしてあげました。
母は厚生年金の受給者です。
定年までの長い年月、厚生年金保険料を払い続けてきたので受給する資格はもちろん
あります。
所得金額から社会保険料控除、生命保険料控除、基礎控除の合計額を差し引いて
所得税額の計算をし、算出した納税額は少額でした。
計算をしていて、ふと思ったことが・・・。
老年者控除(※)がない。
何年か前まではあったのに。
(※)老年者控除とは、老年者(12月31日時点で65歳に達している方)で、
総所得金額が1,000万円以下であれば50万円を所得金額から差し引くことができる
所得控除のことです。
気になって調べました。
老年者控除は平成17年以降、廃止になっていました。
この老年者控除のおかげで税金が少なかった、あるいは課せられなかった老年者の方も
多かったと思います。
廃止によって老年者の方の負担する税金が増えたということです。
私の母も65歳を超えているので、老年者控除があったとしたら税額は出なかったのです。
納税は国民の義務。
そんなことは分かっていますが、年金受給者などの低所得者が負担する税金が増えるのはどうなんでしょうか。
まるで弱い者いじめをしているような税制、何とかしてほしいものです。
同じ確定申告でも、税金が還付される方もいます。
昨年中に住宅ローンを組んで住宅取得をされた方、申告を忘れずにして税金の還付を受けてくださいね。
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