通常お施主様は「雨漏りなんてするわけがない」と思っていられる方が多い
先日、住宅保証機構の方と面談している時に出た話しでは
「近年、雨漏りトラブルが増えている」との事
直接的な原因の多くは施工不良、知識不足である。
原因を突き詰めると”職人任せ”になりがち
知識がある職人に任せるのは良いが 知識不足、情報がない職人
に任せてはトラブルが発生してしまう。
もちろん工事管理する人間がきちんと管理すれば問題は減るでしょう
10月に入り雨漏りトラブルしている というお施主様より相談の
連絡が入った。(もちろん弊社で施工した現場ではない)
スレート屋根より雨漏り 茅ヶ崎N邸
1F屋根(下屋)より下にある物入れに雨の時、濡れてきた との事
現場確認した所原因を発見
屋根上より雨樋固定金具を打ち付けてある
釘 一本から注意しなければなりません。
原因2
7年ほど前に塗装工事を塗装屋サンに依頼したそうです
その塗装屋サンの知識不足が原因でした。
一般に屋根を塗装した場合、隙間を全部埋めた方が防水性がいいと
勘違いされている方が多いのですが それは間違いです。
屋根材が重なりあっているところに塗料が埋まってしまっています
屋根を剥がすと
スレート屋根はホームベースの形をしています
重なりあっている部分で三角部分を見ると水のしみが残っています
これが原因です。どうしても屋根材下に雨水が侵入します
上記の写真のように塗装材が埋まっていると雨水が外に出にくく
溜まり、スレートを止めている釘、劣化した下葺材(ルーフィング)
より内部へ侵入してしまいます。
これは屋根塗装した時にスレート重なり部分をカットする工事をしなかった
という事が雨漏り原因です。
N邸は全面屋根葺き替え工事を行いました。