鉄筋コンクリート造の市営住宅にお住まいのお客様ですが、寝室から移動する建具は
内開きのドアでした。
普段ベッドでの生活が長くなっていましたが、トイレは手摺があれば何とか自立できるようでしたので、寝室から移動できる手摺を検討いたしました。
改修前の写真で分かるようドア幅(約830mm)が広い内開き戸では、左右どちらの壁に
手摺を取り付けしても連続性が持てないのです。
既存ドアの吊元側ではドアがぶつかるため殆ど設置不可能で、反対側の壁についてもドア幅が広いため壁幅の半分ほどしか手摺が取り付けできなかったのです。
そこで、建具の交換を組み合わせ、まずは吊元を逆にすること、そして手摺の出っ張り分
(70mm)をかわす袖壁90mmを作り、手摺の連続性を持たせました。
部屋を出た後も廊下、トイレと動線に沿い手摺の取り付けをすることで自立できたのです。
ちなみに、市営住宅のため取り外した元のドアは大切に保管していただいております。
※クリックすると拡大画像が見れます
*廊下側 *居室側
*廊下側 *居室側
内開きのドアでした。
普段ベッドでの生活が長くなっていましたが、トイレは手摺があれば何とか自立できるようでしたので、寝室から移動できる手摺を検討いたしました。
改修前の写真で分かるようドア幅(約830mm)が広い内開き戸では、左右どちらの壁に
手摺を取り付けしても連続性が持てないのです。
既存ドアの吊元側ではドアがぶつかるため殆ど設置不可能で、反対側の壁についてもドア幅が広いため壁幅の半分ほどしか手摺が取り付けできなかったのです。
そこで、建具の交換を組み合わせ、まずは吊元を逆にすること、そして手摺の出っ張り分
(70mm)をかわす袖壁90mmを作り、手摺の連続性を持たせました。
部屋を出た後も廊下、トイレと動線に沿い手摺の取り付けをすることで自立できたのです。
ちなみに、市営住宅のため取り外した元のドアは大切に保管していただいております。
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*廊下側 *居室側
*廊下側 *居室側