車椅子の保管場所
マンションにお住まいのK様。
外出時に利用される車椅子を保管するスペースを確保したいと希望。
車椅子を利用されている方には共通する悩みかもしれません。
室内用の車椅子と外出用の車椅子を分けて利用されていればなおのこと。
外出用の車椅子は玄関により近い場所に保管されることが便利になります。
特別養護老人ホームの浴室内に設置された、「ひのき風呂」の修繕を依頼されました。
依頼の内容は、
1、またぎが高すぎて高齢者が入れない為またぎを低くすること
2、またぎを低くした縁を腰掛けられるように幅をとること
3、長期間使用していなかったため、ひのきが割れ数箇所から水漏れがしているので水漏れを直すこと
以上の内容にて3台のひのき浴槽を修繕して収めた。
修繕前の「ひのき風呂」。またぎの高さは603mm(60.3センチ)、ご家庭で使用される浴槽で和装タイプの物でも60センチなんてなかなかありません。せいぜい57センチ程度ではないでしょうか。
これでは、元気な高齢者でも大変な高さです。ましてや、障害を持つ高齢者では、まず入れないと思います。
そして、各所の水漏れ。
檜の無垢材で造られている為、長期未使用の場合は水を張って、定期的に浴槽全体を濡らす必要がありました。これをせず放置してしまったため、檜はあちらこちらにひび割れを起こし、水が漏ると言う結果になってしまったのです。
新築住宅、増改築、リフォームの設計施工を行う弊社では、業務提携先の家具工場を持っています。そして、介護住宅・介護リフォームに特化し専門分野を確立しているため、このような特殊な依頼もお請けする事が可能となりました。
この施設の利用者様には、檜の香りがするお風呂にゆっくり入っていただけるよう喜んでこの修繕をお請けしました。
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段差昇降機は住宅改修工事範囲ではなく、福祉用具のサービス適用となります。
一般的に玄関からは車椅子で入ることが困難な造りになっています。
勝建ホームの所在地である平塚市、あるいは神奈川県内を想定したときに土地面積が
狭いという問題があります。
狭小敷地ではスロープも勾配を考えると敷地内に収まらないケースがほとんどです。
そんな時、便利なのがこの段差昇降機です。
認知症の高齢者を介護されているAさんから相談がありました。
夜中に玄関の内鍵を開けて徘徊してしまうので、補助鍵を付けてほしいとのことでした。
≪相談内容と方法を分析してみましょう≫
1.徘徊する際、出ていく所は玄関のみで、勝手口や窓からの出入りは無いようである。
2.玄関の外側からロックする方法では、一回一回外へ出て、勝手口等から戻らなければならないので手間である。
3.玄関内側のロックが手で簡単に回せるものでは本人がすぐに覚えてしまう。
4.玄関ドアは木製である。
≪解決した補助鍵≫
外側からも内側からも鍵が開閉できるすぐれもの。
特に内側はシリンダータイプのため、ロックしてしまうと鍵がなければ開けることは出来ないのです。
これでAさんも安心して眠れますね。
寝室とトイレ及び洗い場を隣接しました。
寝室床とトイレ床の段差をなくし、バリアフリーにしました。
扉はアルミで軽い三本引きとしました。
トイレ横には、汚物洗いに便利な洗面ボウルを設置しました。
トイレの床は水洗いの出来るタイルで仕上ました。
利用者様のADLは半介助のため、寝室からの動線を短くすることで、本人も介助者様も便利に使用していただけます。