浴室の洗い場にL型手摺を取り付けました。
洗い場の壁に手摺を取付する場合、取付位置が良くわからないと同業者や
ケアマネージャー様からも質問を受けることがあります。
洗い場の手摺取付位置は浴室の広さ、そして出入り口扉の形状あるいは段差や
浴槽の立上り(エプロン)高さによって異なります。
もちろんこれだけでは判断がつかず、ご本人の身体状況及び自立か介助かに
よっても大きく異なりますし、福祉用具(シャワーイス等)を併用をされている場合は
その種類によっても大きく異なってきます。
一番良いのは下部事例のように実際にシュミレーションしてみることだと思います。
写真では施工後の検証ですが、実際は規格品の手摺を使用せず長さも形も自由になる
オーダーメイドタイプの手摺り材を使用し、固定する前に同様の検証をしたのです。
そして、取付後にもう一度検証しました。写真はその時の様子なのです。
結論として、教科書のように床から上に何センチ、横に何センチというように考えるものでは
ないと思っております。お客様一人一人にあった方法を考えてあげることがベストではないでしょうか。