住宅改修工事の打ち合わせにケアマネージャーと同行しました。状況を確認すると利用する本人は圧迫骨折で現在入院中であるとのこと。介護するご家族が心配され、本人が退院してくる前に手摺や段差解消の住宅改修を行いたいと望んでいました。介護する奥様も病気を患い、どういう対応をしてよいのか少々パニック気味でいたのです。
アセスメントを十分させて頂き、これは急務に住宅改修を進めるべきでは無いと判断し、ケアマネージャーにも奥様にもその理由をお話させて頂いた。要するに利用する本人のADLの状態がどうなるのかもわからず、また身体の機能回復の状況すら把握されていないようであったためです。
そこで、後日入院先である平塚市内の総合病院へ出向きご本人及びPTにお話を伺ってから、住宅改修のアドバイスをさせていただこうとご提案させていただいた。
ケアマネージャーもご家族も同意して頂き、早速、入院先の病院へアポイントを入れ訪問した。
リハビリをしていると言う時間を確認して訪問をしましたので、リハビリ中の本人の様子とPTのお話を伺う事が出来たのです。本人の身体機能回復見込みや握力・関節可動域に至るまでアドバイスを頂くことが出来、併せて事前に作成しておいた、お住まいの平面図・段差寸法・写真を広げ、細部に渡りチェック確認をし、外階段の勾配が急であることを告げ、階段昇降のリハビリを特に重視していただくことも了解していただけた。
1週間先には退院できるとのことでしたので、退院し家に戻ってから、本人とご家族、ケアマネージャーとともに再打ち合わせをすることに決定いたしました。
本人が入院中の場合、ご家族や業者が推測で介護リフォームをしてしまうと、ほとんどが『失敗』という結果を招きやすくなりますので注意が必要です。また、医療関係者との連携は絶対かかせません。