福祉用具の多くは、ひとりひとりの要望から創造されます。
利用者に満足して使ってもらうためには、あらゆる創意工夫と実用化が要求されます。
大手福祉機器メーカーが取り扱う用具の数は多大です。
しかし、その福祉用具は、同じ障害を持つ人ならば共通して全員が使えるのでしょうか。
ひとりひとり性別・身長・体重・骨格・握力・住まい・ライフスタイル・介護環境etc・・・全てが違うのです。
ですから、現在大手メーカーで出ている福祉用具が100%ではないと思うのです。
仮に大手福祉機器メーカーが取り扱う用具で80%の方が利用可能であったとしたならば、20%の方は困難な日常生活を送っているのです。
たくみ21のメンバーが開発する福祉用具は、大手企業が持つ福祉用具ではありません。
会員自身が障害者となったため開発されたもの、あるいは家族に障害者がいたために発案されたものなど、ひとつひとつにその意味と思いやりが込められた「ものづくり」を目指しているのです。
大量生産によって流通している物ではないため温かみを感じ、困難な生活を明るい生活に変えることが出来るのです。
そんな商品も少しずつではありますが、不自由をしている利用者様の手に渡り、便利に使っていただけるほどになりました。
たくみ21はこれからも多くの利用者様の自立支援のため前進していきます。
また、「ものづくり」という視点だけではなく、医療関係者、介護事業関係者皆様にも会員になっていただき、意見を伺い、介護の現場について多くの視点を持つことにより、本来必要とされる福祉用具の開発と商品化に繋がるのではないかと考えております。
NPO法人たくみ21は、この事を実現するための活動を行う団体です。