脳梗塞により入院中のA様の退院が間もなくである。
長期の休暇前になると何故か入院中の高齢者が退院ラッシュになることがある。
当然、ご自宅に戻られても片麻痺が残ってしまった場合など、あるいは車椅子生活を
余儀なくされてしまった場合などは、自宅の改修工事を行わない限り日常生活が送れない。
今日は、トイレの手摺と入り口の建具をカーテンに交換しただけの工事ではありますが
明後日からは、玄関アプローチのスロープ工事に入ります。
今年の夏は来ているのか、来ていないのか。梅雨が明けたのか明けていないのか。
外部仕事は非常に困っております。
さて、トイレの中のL型手摺取付
何か感じますか。
別にこれと言って変化はありません・・・・
しかし、L型の横手摺の高さ気になりませんか。
取り付ける前に、担当のケアマネージャー様と打ち合わせしました。
この時に、入院先のPTより高さと長さの指示があったのです。
それがこの高さと長さ。
横手摺の高さは床から800ミリ、便器の高さは床から400ミリ。
A様は私とほぼ同じ位の身長(約174センチ)。
この身長で考えても理想は床より650~700ミリではないだろうか・・・・
この意見を、PTに伝えましたが、大丈夫800で、と言う。
手摺にもたれかかるのだろうか。それならば高いほうがいい。
いずれにしても、PTとケアマネージャーから指示されているので勝手に変えてしまう訳には行かない。
ご家族には、個人的には気になる高さなので、退院後、A様本人が使ってみて高さ確認をしていただけるようにお願いした。
使いづらければ即直してあげるつもりだ。
たかが手摺、されど手摺なのだ。
手摺は、使われる方の体格、障害等によって、高さや位置をきちっとあわせてあげる必要がある。
なるべく本人にお会いすることが必要で、その時に医療関係の専門家に確認することが一番望ましい。
今回は、急ぎと言うこともあり、PTの指示通り施工しましたがどうしても気になる。
とにかくA様が退院したら確認しよう。