特別養護老人ホームの浴室内に設置された、「ひのき風呂」の修繕を依頼されました。
依頼の内容は、
1、またぎが高すぎて高齢者が入れない為またぎを低くすること
2、またぎを低くした縁を腰掛けられるように幅をとること
3、長期間使用していなかったため、ひのきが割れ数箇所から水漏れがしているので水漏れを直すこと
以上の内容にて3台のひのき浴槽を修繕して収めた。
修繕前の「ひのき風呂」。またぎの高さは603mm(60.3センチ)、ご家庭で使用される浴槽で和装タイプの物でも60センチなんてなかなかありません。せいぜい57センチ程度ではないでしょうか。
これでは、元気な高齢者でも大変な高さです。ましてや、障害を持つ高齢者では、まず入れないと思います。
そして、各所の水漏れ。
檜の無垢材で造られている為、長期未使用の場合は水を張って、定期的に浴槽全体を濡らす必要がありました。これをせず放置してしまったため、檜はあちらこちらにひび割れを起こし、水が漏ると言う結果になってしまったのです。
新築住宅、増改築、リフォームの設計施工を行う弊社では、業務提携先の家具工場を持っています。そして、介護住宅・介護リフォームに特化し専門分野を確立しているため、このような特殊な依頼もお請けする事が可能となりました。
この施設の利用者様には、檜の香りがするお風呂にゆっくり入っていただけるよう喜んでこの修繕をお請けしました。
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