今から20年ほど前。
私は膝の疾患、習慣性膝蓋骨脱臼を治すために
入院し手術を受けました。
私の膝は生まれつき膝蓋骨(お皿)が小さくて、
少し変形しているので外側に傾いていたため、
脱臼しやすい膝だったのです。
入院期間は約2週間。
その間でいちばん困ったことは、トイレ。
手術後2、3日は車椅子を使っていたのでこれは仕方のないことですが、
私が入院していた病院は車椅子で入れるトイレが当時、内科病棟に
一つしかありませんでした。
もちろん私が入院していたのは整形外科病棟。
トイレのたびに車椅子で違う病棟まで移動しなければならなかったのです。
松葉杖を使えるようになってからは病室からいちばん近いトイレを
使っていましたが、太腿の付け根から足首までギプス固定されて
いるので、洋式トイレしか使えません。
トイレの個室は狭く、ギプス固定の私にはつらい空間でした。
私が入院した病院は建物も古く、トイレや洗面所などの設備が
充実していなかったようです。
現在はどのようになっているかは分かりませんが、
改めて考えてみると、患者に優しくない建物だったのかな・・・
と思ったりもします。
今は何も不自由なく日常生活を送れているので、私の膝を治してくださった
ドクターにはもちろん感謝していますが・・・。
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