団地に住む利用者様の手摺取付工事をお請けした。
手摺の取り付け方法やその標準的な高さの決定など多くのマニュアル本に書かれていますが、このマニュアルは万人に適用するものではないことを理解したい。
小柄な利用者様はすり足での移動でやや前傾で歩行する。
標準的な高さの考えであれば、横手摺は床から75センチから80センチに取付ます。しかし、今回取り付けしたのは床から71センチです。取り付ける前にはケアマネージャー様とともに利用者様の移動の動きを確認致しました。その時に、つたい触る壁、柱全てをチェックし、且つ、PT(理学療法士)に指示されて使用している杖も高さ確認し、この利用者様にベストな高さを決定致しました。
トイレ内の横手摺ですが、ここで大きな間違いを起こしてしまうのが、「使用目的です」。写真の事例はあくまでも歩行(移動)を前提としています。便座に座った状態で使用する目的の場合は、この高さでは高すぎます。せいぜい、床から60センチ位がベストでしょう。この違いを理解する事は重要な事です。利用者様の住まいはトイレの奥行きが狭い為、便座に座った前方に、立ち上がり用の縦手摺を取り付けました。
トイレ入口の縦手摺の高さも同様です。利用者様は自分の肩より上には手が上がりません。肩より高い位置に手摺を取り付けることは無意味になってしまいます。縦手摺の高い位置が、利用者様の肩の高さとほぼ同じにしてあります。
全ての手摺取付工事が終了した後に、利用者様に実際手摺を使い検証していただきました。
「使いやすく安心です」と、利用者様。
トイレまで移動して頂いた際、「このままトイレ使います」って、笑顔で言ってくださいました。
どうぞ、お怪我のないようにお過ごし下さい。
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手摺の取り付け方法やその標準的な高さの決定など多くのマニュアル本に書かれていますが、このマニュアルは万人に適用するものではないことを理解したい。
小柄な利用者様はすり足での移動でやや前傾で歩行する。
標準的な高さの考えであれば、横手摺は床から75センチから80センチに取付ます。しかし、今回取り付けしたのは床から71センチです。取り付ける前にはケアマネージャー様とともに利用者様の移動の動きを確認致しました。その時に、つたい触る壁、柱全てをチェックし、且つ、PT(理学療法士)に指示されて使用している杖も高さ確認し、この利用者様にベストな高さを決定致しました。
トイレ内の横手摺ですが、ここで大きな間違いを起こしてしまうのが、「使用目的です」。写真の事例はあくまでも歩行(移動)を前提としています。便座に座った状態で使用する目的の場合は、この高さでは高すぎます。せいぜい、床から60センチ位がベストでしょう。この違いを理解する事は重要な事です。利用者様の住まいはトイレの奥行きが狭い為、便座に座った前方に、立ち上がり用の縦手摺を取り付けました。
トイレ入口の縦手摺の高さも同様です。利用者様は自分の肩より上には手が上がりません。肩より高い位置に手摺を取り付けることは無意味になってしまいます。縦手摺の高い位置が、利用者様の肩の高さとほぼ同じにしてあります。
全ての手摺取付工事が終了した後に、利用者様に実際手摺を使い検証していただきました。
「使いやすく安心です」と、利用者様。
トイレまで移動して頂いた際、「このままトイレ使います」って、笑顔で言ってくださいました。
どうぞ、お怪我のないようにお過ごし下さい。
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