私は高校生の頃に膝の手術をした経験が
あります。
外出時は松葉杖、家の中では壁をつたって
歩いていました。
当時、家の中でいちばんの難所だったのが
階段です。
14段の階段で勾配がきつかったのです。
階段を一段一段昇って自分の部屋がある二階へ
行くこと、またその逆の自分の部屋から階段を降りて一階の生活スペースに行くことが辛かったのを
覚えています。
何度か階段から落ちたこともあります。
階段でつまづいて転んだこともあります。
現在は建て替えをしたので、階段の段数は15段になりました。
一般の住宅の階段の段数は13段から14段が多いようなので、我が家の階段の勾配は
緩やかな方です。
私が手術をした頃、我が家の階段の段数が15段だったら・・・
もっと楽に階段昇降が出来たと思います。
階段から落ちずに済んだかもしれません。
つまづいて転ぶこともなかったかもしれません。
勾配のきつい階段は健常者でも昇降しにくい。
高齢者や障害を持った方には尚更のことです。
たった一段の段数の違いで、安全で楽に昇降出来るということを自分自身が経験して
実感したことでした。
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