段差解消と扉の交換(トイレ・洗面所・浴室)
トイレの入口は58mmの段差。以前の住宅は廊下用のスリッパを脱ぎトイレ用のスリッパに履き替える際、ドアがスリッパをぶつけないようにしたためにある。また、扉ににおいては、中へ開くドアタイプのため、介助が必要な高齢者には非常に不便な状態となっているのです。
まずは、既存のドアを撤去し敷居を解体します。廊下側(フローリング)とトイレ側(クッションフロアー)の見切りは加工した造作材で収めます。そして解体時の枠傷は補修し、ドアの吊元を変更し外開きにしました。(本来は引戸が理想ですが間取りの状況で引戸の取付は不可能でした)
これでトイレの介助はもう安心。当然トイレの中には手摺の取付がされております。
洗面所入口は20mmの段差があり、扉は外開き。この段差を無くし扉はアウトセット引戸に変更いたしました。
新設したアウトセット引戸は、既存の外開きドアと同じデザインに造り、他のドアとも調和が取れるように配慮しました。
洗面所の奥は当然浴室。既存は内開きのドア。浴室は特に転倒事故が起き易いし介助者も大変です。
折れ戸にすることによりその不便さは軽減されます。
廊下から洗面脱衣所には段差が無くなり、ドアも開閉がスムースなアウトセット引戸そして浴室入口は折れ戸になり、ご本人も介助者の奥様も大変喜んでくださりました。