介助型車椅子で玄関に入るため、アプローチをスロープにする介護リフォーム。
介護保険サービスの住宅改修工事、適用項目は!
1、段差解消工事
2、床面または通路面材の変更工事
玄関ポーチタイルの上端から境界道路までの高低差は56センチ、距離5.6メートル。と言うことは、バリアフリー基準の12分の1または15分の1勾配は取れない。
10分の1勾配になってしまうが、介助者のご家族様、ケアマネージャー様とも打ち合わせし、了解を得た。
実際に10分の1勾配で車椅子に乗りご家族様に介助体験をしてもらいましたが十分対応は出来ました。
スロープ工事でいつも頭を悩ませるのは、理想的な勾配を造るための距離が取れないということ。住宅の敷地面積が狭いと言う地域柄、理想的な勾配を取れる余裕がないのが現実なのです。
では、そのような場合はどう対応するのか!?
無理にスロープを造るのではなく、福祉用具の活用に目を向け昇降機を導入する。全てを住宅改修工事で考えるのではなく、福祉用具との併用の中から答えを導き出す工夫も必要なのです。
もちろん、そのためには福祉用具の知識も持っていなければならないわけです。
施工費として安価に抑えるには仕上げをモルタルにすれば良いのですが、玄関アプローチですから多少の化粧をしたくなります。
また、スロープだけでなく通路面材の変更という点についても考慮しております。
仕上げ材は「樹脂舗装」、コンクリートを打設し乾いたら樹脂舗装で仕上げる。
色も数種類有り。
メリットは・・・・
1、モルタル比べ滑りにくくなる
2、雨が降った時の水はけが良い
3、デザイン性に優れ、玄関回りでもお洒落に演出できる
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