玄関上り框の高さは住まいによって様々です。
高齢者が転倒しやすい場所ですので、身体状況に合わせた手摺の設置が望まれます。
利用者様の状況確認をし、手摺棒の太さは出来るだけ細い方が良いと判断し、
太さ32mmの手摺棒を使用しました。
ストロングバーなら補強板を使用せずに施工が可能ですが、あいにくストロングバーの太さは35mmタイプしかありません。
仕様は、厚み15mm、幅80mmの補強板に太さ32mmの木棒、金物は角度調節が出来るフリーのブラケット及び壁付けの木棒を受けるブラケットです。
木棒のエンドはR型になっているブラケットです。このエンドブラケットは35mm用ですので、32mmの木棒との間にアタッチメントを加工して接続しております。
木棒、補強板、フリーブラケット、壁付けブラケットはイズミ(株)の製品、エンドブラケットは松下電工(株)の製品です。
状況に合わせて色々なメーカーの製品を組み合わせて使用することも一つの方法だと思います。
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手摺棒はストロングバーを使用しました。(※)
高さは利用者様の身体状況を確認したうえで、何度もシュミレーションを行い決定しました。
また、階段は玄関真正面に位置し、造作材の色もクリアーを使用していたため、手摺の色合いにも配慮しました。
(※)ストロングバーはブラケット間隔が1500ミリ以内、
従来はブラケット間隔が900ミリ以内とされています。