廊下の跳ね上げ手摺
築年数が経過したお宅でよく見られる間取りですが、居室から廊下に出入りする建具が1間(約1メートル80センチ)開口の引き違いと言うケース。今回の利用者様のご自宅もこのような間取りになっていました。
ご家族は、この障子の前には手摺はつけられないでしょうから反対の壁面につけたらどうでしょうか。と、お話がありました。ケアマネージャー様とも一緒に打ち合わせさせていただき、できるだけ寝室からの動線として連続性が保てる手摺にした方が良いのではと、跳ね上げ式の手摺をご提案させていただいた。
これによって、寝室からの動線を連続した手摺で補えるようになりました。
デメリットは、1間の間口の中心付近に固定の丸柱(Φ35mm)を立てなければならないこと。この柱は床面と鴨居にビス固定してしまいます。
今回は1間間口の半分のみを跳ね上げ式にし、もう半分は固定式の手摺にしましたが、その両方を跳ね上げ式にすることも可能なのです。
この工事によって、利用者様は、手摺を使い自立でのトイレ移動が出来るようになりました。
ご相談はこちらから この記事のカテゴリーはこちらから